過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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627: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:19:32.31 ID:5B85RUbco
 ヨーロッパの某所。
 イルミナティの本部であるここは巧妙に隠されたアジトであり、外部からの発見はまず困難だろう。

 そんな外界から遮断されたイルミナティ本部の中の一室。
 その部屋の中には照明としての光源は存在しておらず、光はいくつかの機械に備わった発光ダイオードの小さい光とディスプレイのライトだけ。
以下略



628: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:20:17.92 ID:5B85RUbco

 それは混沌とした風景の中に、まるで物語から出てきたような少女、ふりふりの衣装に身を包んだ少女が映し出されていた。
 まさにアンバランスな写真で目を引くだろう。

「これは……まさか」
以下略



629: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:21:23.60 ID:5B85RUbco

「魔法少女ラブリーチカだと!?そんな馬鹿な……」

 その趣味と一つとして日本のアニメーションなどのサブカルチャー、つまりオタク文化である。
 多忙な彼だが、暇を見つけては日本から円盤を取り寄せたり、マンガやアニメのチェックには事欠かさないほどである。
以下略



630: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:22:07.05 ID:5B85RUbco

「感動だ……。理想は現実だったんだ……」

 その感激にイルミナPは体を震わせて、両の拳を握りしめる。
 そして立ち上がって、皮手袋に包まれた右手の指を鳴らすと、一斉に室内の機械の電源が落ちる。
以下略



631: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:22:38.08 ID:5B85RUbco

 イルミナPが右手を何もないところへと伸ばすと、どこからともなく艶のあるビジネスバッグが飛んできて持ち手が右手の中に納まる。
 そして自室から出て本部からの出口へとイルミナPは向かう。

 その途中でイルミナティの研究員が偶然イルミナPと出会った。
以下略



632: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:23:10.81 ID:5B85RUbco





以下略



633: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:23:56.06 ID:5B85RUbco

 イルミナPはそのまま周囲の有象無象、彼に注目する人々を無視して空港の出口へと向かう。
 開放感のある様相の空港内から一歩出て、そのままタクシー乗り場へと向かおうとするイルミナP。

 しかし建物から出た後すぐに広がっていた下りの階段を降りる途中で階段下でイルミナPとある人影を見つけた。
以下略



634: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:24:32.46 ID:5B85RUbco

「そんなことはないですよ。私は唯ならいつでもウェルカムです」

「そうなの!よかったー。じゃあこれからもどんどん会いにいてあげるね」

以下略



635: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:25:09.49 ID:5B85RUbco

「んーと、よくわからないけど要するに忙しいってことなんだね」

 とりあえずごまかすことには成功したみたいだが、イルミナPはその唯のすこしがっかりしたような表情になる。

以下略



636: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/10/20(日) 02:25:49.78 ID:5B85RUbco

 イルミナPはそう言って唯の手首を掴む。
 イルミナPにも意地はあった。
 学習しない童貞などただのチェリーだ。300年童貞以上をやってきたからには、ここで一歩進まねばと。

以下略



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