64:ほいこーろー
2013/09/22(日) 21:32:06.13 ID:uqRi5nvh0
「む、睦月ちゃんは無理しなくていいんだよ?」
わりかし悪態をついてこないからか、殺生狐は睦月には優しい。
しかし、今の睦月には、その優しさを跳ね除けられるだけの恐怖が、すぐ近くに存在していたのだ。
「やります……」
もはや、睦月の瞳からは涙が出ている。
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 21:34:57.04 ID:oLU+ke/oo
乙 普通に面白くて驚いた
66:ほいこーろー
2013/09/23(月) 08:21:53.44 ID:d9J7RKDH0
起床age
67:ほいこーろー
2013/09/23(月) 08:42:24.80 ID:d9J7RKDH0
毒漂う空気を、肺腑に吸い込んだのだ。
息を止める。それが彼女の災素の代償。
そして、その行動の後、睦月の周りを五本の刀が漂い始めた。
「そーれ、そーれ、一気! 一気!」
68:ほいこーろー
2013/09/23(月) 11:08:42.07 ID:d9J7RKDH0
ざしゅっ!
そんな鋭い音を立てて、刀は殺生狐の頬を通り過ぎる。
「い、いや、ほんとに頑張らなくていいんだよ?」
殺生狐はもはや、忠告だか懇願だかわからない言葉を流して、冷や汗をだらだらと滝のごとく流していた。
そして……。
69:ほいこーろー
2013/09/23(月) 11:39:04.29 ID:d9J7RKDH0
「ふふん、私たちに恐れをなしたようね……。雄介、睦月を連れて退散!」
「偉そうだなぁ……」
「リーダーなんだから、あたり前でしょ?」
なにもしていないのに勝ち誇るアリス。
雄介はそんなアリスの指示に従い、酸欠気味に倒れている睦月を背負う。
70:ほいこーろー
2013/09/23(月) 14:39:27.62 ID:d9J7RKDH0
「あら、アリスちゃんたち、いつも悪いわね」
「いえいえ、みなさんのためですから〜」
道行くおばちゃんとにこやかな会話を交わすアリス。
戦闘中と異なり、猫をかぶった笑顔をはっつけている。
もちろん、彼女の戦う理由は町のみんなのためなどではない。
71:ほいこーろー
2013/09/23(月) 17:38:12.00 ID:d9J7RKDH0
「おーい、大丈夫か? 睦月〜?」
雄介は、あまり感情のこもっていない声で睦月を気遣う。
だが、彼は彼なりに睦月のことを心配しているのだ。
「あー、はい、大丈夫です……」
空返事を返す睦月。
72:ほいこーろー
2013/09/23(月) 18:39:59.83 ID:d9J7RKDH0
あんなんやってる場合じゃなかった……
なんかいい安価項目ない?
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 18:42:46.24 ID:avaks6HR0
お仕事の依頼安価とか?でなければ日常生活の補足とか
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