236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/15(火) 20:11:37.19 ID:2iU4lGXoo
できる限り早めに来たい…だと…?
お前いいのかよ!!そんな心構えでいいのかよ!!!
パッと書いてそれでいて深く考えるんだ!!
矛盾だと?はっ、違う!始まってすらいねえっ!!
もしお前が早めに来たいなんて行ってすぐに来ないなら、まずはその幻s
237:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 17:49:58.64 ID:KEqNriO/0
第二章
〜プロローグ〜
突然だが、本棚を見てほしい。
238:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 17:51:29.39 ID:KEqNriO/0
「とうま」
予想以上の出費にグッタリしていた上条の横から少女の声が聞こえた。
インデックス。
239:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 17:52:02.04 ID:KEqNriO/0
「とうま、私は別に暑いバテたなんて一言も言ってないんだよ。アイス食べたいなんて微塵も思ってないんだから」
「ただでさえも暑苦しい修道服なんだ。別にいいぜ?」
上条はニヤリと笑うと、
240:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 17:53:19.16 ID:KEqNriO/0
「あ、カミやーん。待ちぃや。その子のこと紹介してぇな」
後ろから明らかにインデックスのものではない、野太い似非関西弁が聞こえてきた。
包帯により視界がなくとも分かる。
振り返らずに声をかける。
241:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 17:57:26.74 ID:KEqNriO/0
だが、急に気力を取り戻した青髪ピアス。
まるで、自分の求めていた物を見つけたと言わんばかりに満面の笑みを浮かべる。
上条には見えないが。
「あ、その子実は女装男子、男の娘とか? あー、萌えてきた!」
242:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 17:58:52.63 ID:KEqNriO/0
上条とインデックス、青髪ピアスの三人は安っぽいファーストフード店に来ていた。
食べること叶わなかったアイスをシェイクで妥協しようというのだ。
ついでにクーラーの効いた店内でのんびりする。
――予定だった。
だが当然というかなんと言うか、午後の店内は満員だったのだ。
243:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 18:00:06.75 ID:KEqNriO/0
ずきり。
暴走時特有の軽い頭痛とともに蒼紅い瞳が、男女、高校生中学生入り交じって混雑したファーストフード店内を映し出す。
一通り見ると窓側の一角にぽっかりと開いている四人掛けのテーブルがあった。
244:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 18:02:50.74 ID:KEqNriO/0
「あれ?」
辺りを見渡すと巫女さんの前に座っているインデックスと青髪ピアスがいた。
「勘弁してくれ……」
245:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 18:03:20.17 ID:KEqNriO/0
上条が諦めたように目に包帯を巻き付けながら机に近づくと巫女さんから声が聞こえた。
「ク――」
妙なデジャブを覚えた上条。
246:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/18(金) 18:03:53.84 ID:KEqNriO/0
「――食い倒れた」
「……だと思ったよ」
予想通りの結末に上条の声はとても静かだった。
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