過去ログ - 上条「神様だって殺してみせる」
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315:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 00:59:40.04 ID:8RW+J+7U0
上条は蒼紅い眼でジッとビルを見上げる。
線が二重に視えるだとかそんな事は無い。
ただの、普通のビルだ。

「そうだね……、何も怪しいところが無い。見当たらないさ。専門家の僕が見ているのにね」
以下略



316:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 01:00:14.78 ID:8RW+J+7U0
冷や汗が出てきた。
何か知らんが、コイツなら俺を盾にしそうな気がする、と上条が汗を拭いながら考えていると、

「ほら、行くぞ」

以下略



317:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 01:01:07.45 ID:8RW+J+7U0
「安心しろ」

唐突にステイルが真面目な顔で、ゲームの名前を思い出そうとしていた上条にそう言った。
上条はそんなステイルを見て、

以下略



318:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 01:01:52.05 ID:8RW+J+7U0
ガラスの入り口をくぐり抜けても、別段変わった様子は無く、ただ広いロビーが広がっていた。
奥にはエレベーターが四基並んでおり、そのうち端の一つは荷物搬入用か大きかった。
そしてエレベーターのある場所から横手に入ると非常階段としてしか機能していないであろう飾り気の無い階段がある。
そんなロビーを生徒達が行き来している。

以下略



319:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 01:02:22.76 ID:8RW+J+7U0
「ああ、アレが気になるのかい? 気にしなくてもいいと思うよ。…………」

ステイルが何やら忌々しげに呟いているのを上条は無視して、ソレ――鎧を着た人間に近づく。
静かにゆったりとした足取りで近づいていく。
微かに、ほんの微かに呼吸音が聞こえる。
以下略



320:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 01:03:14.99 ID:8RW+J+7U0
少し哀しげな色を見せ、上条はベルトからナイフを取り出す。
『神上』の柄から、刃が飛び出す。
それを静かに、頭上へと上げていく。

「      、      。」
以下略



321:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 01:03:57.67 ID:8RW+J+7U0
上条は崩れ落ちた騎士に一度だけ、たどたどく十字を切り、背を向け、後ろに立っているステイルに向き直る。
ステイルは少し驚いたような表情を浮かべていた。
ステイルは上条に尋ねる。

「どうして、君が殺したんだい?」
以下略



322:土蜘蛛[sage saga]
2013/11/27(水) 01:04:37.33 ID:8RW+J+7U0
上条はナイフを強く握りしめながら、現状を把握するべく疑問を口にする。

「ここの奴ら、俺達に気付いてないみたいだ」

「そういう結界なんだろうさ。さしずめ、ここはコインの表。僕たちは裏側に立っている感じかな」
以下略



323:土蜘蛛
2013/11/27(水) 01:08:57.54 ID:8RW+J+7U0
10日ぶりに投下しました。
今回は殺人鬼としての上条さんではなく、『貴く人を[ピーーー]』をテーマに書きました。
未だに、『貴く人を[ピーーー]』の意味が分かりきっていませんが……

さて、二巻になってから筆が鈍っている土蜘蛛ですが、これからもよろしくお願いいたします。


324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/27(水) 08:25:24.86 ID:X8H22ePR0
玄霧皐月とどっちが強力だろう 強制的な世界改編はできないにせよイメ−ジにあの人は頼らなくてすむしなあ

というかアウレオルスさん、いまさら気づいたけど能力行使にイメ−ジ関わるつってもさリメンマグナが世界改編なら普通に記憶を失わないようすればいいのにそれもできないのかよ・・・・
わさわざ吸血鬼呼び寄せて吸血鬼にしなくてもいい手駒があるのに


325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/27(水) 10:47:31.67 ID:7TYTfG6K0
>>324
アウレオルスさんのは自分が確信できないことは黄金錬成出来ないから…



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