336:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/05(木) 19:06:42.41 ID:ScXz1l1g0
上条は踊り場まで走り、光球の群れへと向き直る。
それらは鉄砲水のような勢いで上条に迫る。
だが、
「遅いっ!!」
袖口からナイフが両手に三本ずつ現れる。
光球を直死する。
ナイフを投擲すると同時に、上条は文字通り弾けた。
手に握り込まれた『神上』の速さはまさに神速。
ならば、上条自身の速さは如何ほどか。
舞うような動きで光球の間を通り抜けていく。
まるで消しゴムで消されていくかのように、上条の通り道から光球が見る見るうちに消えていく。
「ん?」
上条は残り数十個となった光球の一つをナイフの一振りで消滅させ、異変に気付いた。
光球は空中で一時停止をされたかのようにピタリと止まった。
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