371:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:44:32.16 ID:bJeu9yjM0
「やぁやぁ、さっきぶりだな。錬金術師」
上条は右手を上げ、親しい友人にするように、それでいて敵意を込めてアウレオルスに微笑む。
アウレオルスは上条に一瞥もせず、ステイルへ向く。
「ふむ。私の目的に気づいているそうだが、」
「ならば何故、私を止めようとする?」
アウレオルスは視線を落とす。
そこには銀髪の少女が眠っていた。
「その方法では救われないからだ」
「失敗すると分かっている手術に預けれる程、その子は安くないんだけどね?」
「否、貴様の理由は嫉妬だろう」
上条には、この二人が話している内容を正しく理解出来ない。
当然だ。
救えなかった者の気持ちなど救った者には理解し得ない。
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