過去ログ - 上条「神様だって殺してみせる」
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374:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:51:45.19 ID:bJeu9yjM0
アウレオルスを完全に無視して、ステイルは残酷な言葉を煙とともに吐く。

「君の望み通り、今のあの子はパートナーと共にいれて嬉しそうだよ」

「あ、は……、はははははははははははははははははははははははh」
以下略



375:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:52:19.55 ID:bJeu9yjM0
眠らされたインデックスがわずかに身じろぎする。
狂笑に反応したのだ。
アウレオルスの目に光が戻る。
最後の砦。
まさにそれだ。
以下略



376:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:53:04.09 ID:bJeu9yjM0
何かが壊れる音がした。そんな気がした。
錬金術師の顔が凍り付いたように絶望を張り付かせる。
彼は声も無く手を構える。それは断頭台の刃の如く。

「インデックスっ」
以下略



377:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:53:48.57 ID:bJeu9yjM0
「簡単には殺さん。貴様で発散せねば自我をつなげる事すら叶わんからな!」

アウレオルスは上条を睨め付ける。
鍼を首筋へと突きつける。
そして、振り払う。
以下略



378:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:54:20.59 ID:bJeu9yjM0
「――、死ね」

自由になった体を弾かせ、倒れていく姫神を右手で抱き寄せる。
腕の中で柔らかな体が脈動を再開する。

以下略



379:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:55:07.18 ID:bJeu9yjM0
ゆっくりと、姫神を横たわらせる。
それでも、錬金術師から目は離さない。
ナイフを左手に握る。

容赦なく姫神を殺そうとしたコイツは、
以下略



380:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:55:37.92 ID:bJeu9yjM0
「俺のところに来るまでが遅い」
「ま、金色をしてて中々に綺麗だ」

「な、か、か、感電死っ」

以下略



381:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:56:34.59 ID:bJeu9yjM0
「絞殺、及び圧殺っ!」

無数のロープと車が迫る。
上から振ってくる車は右手で消し、迫るロープは切り伏せる。

以下略



382:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:57:02.30 ID:bJeu9yjM0
「ま、まずは右手を切断。手には暗器銃。用途は射出。人間の動体視力を超える速度にて、その刀身を射出せよ」

直後、上条の右腕が根元から消えた。
否、消えたのではなく、斬られたのだ。

以下略



383:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:57:31.69 ID:bJeu9yjM0
「斬刑に処す。その六銭、無用と思え……」

アウレオルスの目に映ったのは、月の光を浴びて煌めく『神上』の輝きだった。



384:土蜘蛛[sage saga]
2013/12/16(月) 10:59:31.57 ID:bJeu9yjM0
〜エピローグ〜

上条は一人夜道を歩いていた。
右腕は何故か綺麗にくっついており、ギプスで固められている。
さらには、どういう訳か瞳も元に戻り黒色をしている。
以下略



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