63:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:45:13.85 ID:avEOnP7D0
ぞくり
本気?
コイツの本気はどこまで?
怖い怖い怖い怖い怖い怖い
64:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:46:27.51 ID:avEOnP7D0
上条は走った。
身体能力を隠すとかは考えなかった。
ただ、最短距離をひたすら走り抜ける。
ビルからビルへ跳び、壁を駆け上がり、再び跳ぶ。
65:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:47:28.67 ID:avEOnP7D0
辺りを見回すと、白い修道服が横たわっていた。
「ははっ。インデックスさん? 空腹のあまり倒れたか?」
違う。
66:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:48:42.22 ID:avEOnP7D0
ふと、後方に人の気配を感じた。
「うん? これは随分と派手にやっちゃって」
「神裂が斬ったって話は聞いてたけどさ」
67:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:49:27.35 ID:avEOnP7D0
「かい、しゅう?」
意味が分からない。
「うん? ああそうか、全部聞いた訳じゃないのか。正確にはソレの頭の中の『十万三千冊』を回収しにきたのさ」
68:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:50:01.30 ID:avEOnP7D0
「とにかく、ソレの中身は少々危険な代物でね。さらわれる前に僕たちが保護するのさ」
「ほ、ご?」
「あぁ、保護さ。ソレにいくら良心や良識があっても拷問とかには耐えれないだろ? それにそんなことをする連中に女の子の体を預けるなんて心が痛まないかい?」
69:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:50:50.52 ID:avEOnP7D0
「テメェ、何様のつもりだ」
「うーん。ステイル=マグヌスと名乗りたいけど、ここではFortis931と名乗ろうか」
「これは、魔法名でね。僕たちの間では、」
70:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:52:23.78 ID:avEOnP7D0
そして、大きく目を見開いた。
「ば、馬鹿な!」
黒煙の中には、無傷で右手をこちらに向けている上条の姿があった。
71:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:53:09.58 ID:avEOnP7D0
上条は周りで燃えている炎にむけて右手をふるう。
「邪魔」
一瞬にして炎が消え去る。
72:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:55:23.10 ID:avEOnP7D0
「だから、邪魔だって」
哀れだ。
感想と言えばそれだけ。
今の上条にただの『人間』でしかないステイルが勝てる道理などどこにもないのだから。
464Res/211.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。