過去ログ - 上条「神様だって殺してみせる」
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67:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:49:27.35 ID:avEOnP7D0
「かい、しゅう?」

意味が分からない。

「うん? ああそうか、全部聞いた訳じゃないのか。正確にはソレの頭の中の『十万三千冊』を回収しにきたのさ」
以下略



68:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:50:01.30 ID:avEOnP7D0
「とにかく、ソレの中身は少々危険な代物でね。さらわれる前に僕たちが保護するのさ」

「ほ、ご?」

「あぁ、保護さ。ソレにいくら良心や良識があっても拷問とかには耐えれないだろ? それにそんなことをする連中に女の子の体を預けるなんて心が痛まないかい?」
以下略



69:土蜘蛛[sage saga]
2013/09/30(月) 23:50:50.52 ID:avEOnP7D0
「テメェ、何様のつもりだ」

「うーん。ステイル=マグヌスと名乗りたいけど、ここではFortis931と名乗ろうか」

「これは、魔法名でね。僕たちの間では、」
以下略



70:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:52:23.78 ID:avEOnP7D0
そして、大きく目を見開いた。

「ば、馬鹿な!」

黒煙の中には、無傷で右手をこちらに向けている上条の姿があった。
以下略



71:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:53:09.58 ID:avEOnP7D0
上条は周りで燃えている炎にむけて右手をふるう。

「邪魔」

一瞬にして炎が消え去る。
以下略



72:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:55:23.10 ID:avEOnP7D0
「だから、邪魔だって」

哀れだ。
感想と言えばそれだけ。
今の上条にただの『人間』でしかないステイルが勝てる道理などどこにもないのだから。
以下略



73:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:56:45.12 ID:avEOnP7D0
「――世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ」

ステイルが慌てたように何かを唱う。

「どのみち、このままじゃ楽しめない。魅せてみろお前の『最強』を」
以下略



74:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:57:35.13 ID:avEOnP7D0
途端、ステイルの胸元から炎の塊が吹き出す。
ただの塊ではない。
ソレは人の形をしていた。
その名は『魔女狩りの王(イノケンティウス)』
その意味は、『必ず殺す』
以下略



75:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:58:35.11 ID:avEOnP7D0
炎の巨人を上条は睨みつける。
インデックスが何故か妙に冷静な声でこの巨人が外部のルート、魔術回路らしきもので魔力を供給されていることを教えてくれた。
殺せると判断したため、巨人の線が見えてくる。
だが、上条が探しているのは線ではない。
その線を束ねているように見える、『点』
以下略



76:土蜘蛛[saga]
2013/09/30(月) 23:59:16.82 ID:avEOnP7D0
ありえない。
イノケンティウスはルーンのカードを媒介に魔力を供給することで、存在し続けるのだ。
それが、ナイフ一本で消された。

「い、いのけんてぃうす?……イノケンティウス!」
以下略



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