過去ログ - 黒髪少女「青空真下のカフェテラス」
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13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:10:49.79 ID:RYcfgPSi0
そんな男の姿に見かねた少女はパチンッと指を鳴らす
すると、鞘ごと剣は宙を舞い、少女の手元へ落ちていた
14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:13:08.14 ID:RYcfgPSi0
「まずは当店のルールです。これくらいは守ってくださいね」
そう告げると、少女は男に店のメニューと共に注意書きの書かれた紙を差し出した
15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:15:44.62 ID:RYcfgPSi0
いつまでもいじけているワケにもいかず、男は状況の整理を始める
いくら見た目は少女でも、見せつけられた力の差、そして魔物だということを忘れてはいけない
警戒心を保ったまま辺りを見渡す
16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:17:14.55 ID:RYcfgPSi0
しかし、サンプルの写真には目を引くようなゲテモノ料理はない
とはいえ安心も出来ない
相手は魔物、この写真のスープだって人間の体液から作られたかもしれない
17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:18:29.72 ID:RYcfgPSi0
ヒラリ
と、メニューと一緒に持っていた紙がテーブルの上に落ちる
18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:22:42.48 ID:RYcfgPSi0
当店で守っていただきたい事
1、武器の持ち込み禁止:お持ちの場合は店外のお預かりボックスへ
19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:25:12.05 ID:RYcfgPSi0
「お待たせいたしました、ご注文をどうぞ」
少女は笑顔を崩さず催促する
20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:28:49.45 ID:RYcfgPSi0
本当ならこのまま逃げ出せばいいのだが
剣を取られていること、力の差を見せつけられていることでそんな気はとうに失せていた
本当に少女が自分の知りうる魔物ならば、とっくに食われているハズなのだから大丈夫
21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:30:43.58 ID:RYcfgPSi0
「お冷をお持ちしました」
どうぞ、と少女がテーブルの上にコップに水と……
22: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:34:23.27 ID:RYcfgPSi0
「当店のコーヒーは香りに重点を置いています。匂い……気に入っていただけましたか?」
男の予想に反し、人間汁ではなく、ちゃんとしたものが出てきて肩すかしを喰らった
23: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/24(火) 01:35:48.14 ID:RYcfgPSi0
少女はいたずらっぽい笑みを浮かべ、人差し指を男の口にあて静止させた
男は自分の言いたかった事を先に言われ、驚いていて動かない
発言権は少女に移り、意気揚々と話し始める
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