過去ログ - 黒子「おまじない……?」#3.5
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106: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2013/11/24(日) 00:57:00.11 ID:mcaMOwdW0

 初春「いえ……ひょっとしたら、あの部屋の奥に黒崎さんがいるかと思えまして」

 刻命「目を覚ましたとき、呼びかけて返事は無かったのだろう?」

 初春「ええ。でもまだ……」

 刻命「多分、いないだろうな。黒崎は長時間気絶するほどヤワではない」

 初春「そうなのですか?」

 刻命「ああ。あいつとは幼いときからの付き合いだ。その辺は良くわかっている。もし、まだあそこにいるとするなら……」

 一旦言葉を切り、目を閉じて眉間にしわを寄せる。
 そして、ゆっくりと口を開いた。


 刻命「いや、いい。ちなみに、他には何があった?」

 初春「え?」

 突然の話の切り替わりに、理解が追いつかない。
 鳩が豆鉄砲を食らった顔をしてしまう。
 慌てて状況を整理して、気絶した前後のことを思い起こした。


 初春「中には他の学校の生徒の――死体がありました。金髪がかったの男の人で……あっ!!」

 話す途中で素っ頓狂な声を上げてしまう。
 気絶する直前に自分の身に何が起きたのか、おぼろげに思い出してきたのだった。





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