過去ログ - 黒子「おまじない……?」#3.5
1- 20
113: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2013/11/24(日) 01:01:21.56 ID:mcaMOwdW0

 刻命「なるほどな……考えられない話では無いな」

 同行者はただ静かに受け入れているようだった。
 頭ごなしに否定するどころか、訝しがる素振りも見せず、ただ目を閉じて聞いていた。


 初春「こんなことを言うのもなんですけど……私も内心は信じられないんです」

 刻命「いや、こんな異様な状況のなかではおかしい話ではない。先程、僕や君に絡んできた女生徒がそうだったかも知れないな」

 初春「えっ?」

 刻命「意味不明な言葉をつぶやいて、他人に襲い掛かる。何かに憑依されていたのなら、無理はないだろう。黒崎も君がそうなったのを見て、付き合いきれなくなったのだろうな」

 初春「そんな……」

 自分が責められていると、感じてしまう。
 でも、気を失う前に脳裏に映った、あの幻覚。
 拒絶する相手に、無理に迫ろうとしていた。
 現実にそのまま当てはめてみると――黒崎に自分が異様に襲い掛かったということになる。

 それならば――黒崎が辟易して、自分を置いて去ってしまうのも無理は無いだろう。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
272Res/134.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice