過去ログ - 黒子「おまじない……?」#3.5
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248: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2014/06/16(月) 01:28:39.25 ID:Ld3LhZpj0
 
 刻命「大変だったようだな」

 黒崎「ああ。まったくやってられないよ」

 図工室の前の廊下にて。
 すっかり息を切らして、横目で先刻出てきた教室の出入口をちらりと見る。
 対して刻命の方は、目の前にいきなり親友が飛び出してきたことに多少驚きはしたものの、すぐに普段の冷静さを取り戻していた。
 これしきのことぐらいで動じている様子もなく、穏やかな口調で黒崎をねぎらう。


 黒崎「まあ、お前に会えて丁度よかったぜ。男2人ならなんとかなりそうだ」

 刻命「一体何があった」

 廊下で出くわしたのが探していた親友だということで、それまで険しくなっていた黒崎の表情はすっかり緩んでいた。
 懐中電灯を手にしたまま、袖で額にできた汗を拭う。
 息を切らしていて、刻命の問いかけに答えるにも、呼吸を整えるためのブランクを要した。


 黒崎「ああ、さっきまで他校(よそ)の女の子と図工室の中を探していたんだ」

 刻命「ほう」

 黒崎「そしたら、急にさ」





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