過去ログ - 黒子「おまじない……?」#3.5
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254: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2014/06/16(月) 01:34:10.28 ID:Ld3LhZpj0
刻命「おい、さっきからどうしたんだ」
黒崎「ああ……いや……」
相変わらずの澄ました顔で問いかける友人に対して、今あったことを正直に言い出せない。
まさか幻聴が聞こえているだなんて、言う気にもなれない。
苦虫を噛み潰すような顔で、ただじっと言いよどむしかなかった。
黒崎「なんでもねぇよ」
表向きはなんでもないかのように取り繕うつもりで。
しかし、意識せずとも顔を引きつらせ、汗がじわじわとにじみ出る。
表情にはなんでもないどころじゃないと、はっきりと出ていた。
それは誰にも分かりやすく――もちろん。
刻命「…………」
何も言わず、ただじっと目の前の"親友"の目をじっと見つめていた。
ただ、あまりに下手くそな嘘を咎めるとか、嘲るとか――ではなく、無表情でただじっと黒崎に瞳を向ける。
感情が一切こもっていない、瞳で。
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