45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/08(火) 02:41:56.84 ID:pCwlom3Zo
エレベーターが着いたようでランプがつく。
しかし、この時俺は違和感を覚えた。それはハッキリとわかる。嫌な気配? 空気? 予感? 違和感? とにかくそれがエレベーターの中からすることがはっきりとわかった。
エレベーターのドアがゆっくり開く。真美は一番乗りしたかったようで俺と一緒にジーっと見ていて乗らなかった。
俺も春香も貴音も誰一人と乗ろうとしたくなかった。
まず、中が普通のエレベーターと違って全体的におかしい。わかりやすく言うなら部屋がある。そして中心に老人と女の人がいた。
奥は鉄格子なのか。その間からさらに奥が見えるのだがどうやらこの部屋は上昇しているようである。ということはこの部屋はエレベーターの中なのか。
しかし、デパートにこんなものがあるとは思えない。だが、貴音がうさぎになったこともあるし、もしかしたらがあるかもしれない。
アイドル3人はさっと俺の後ろに隠れる。
すると女の人が近づいてくる。ただ、青を基調としたエレベーターガール風の服装なので多分エレベーターガールなのだろう。銀の髪のショートボブ。貴音もこういう髪型は似合うだろうか。
ひょっとしたらこの部屋のエレベーターガールなのかもしれない。
「ようこそいらっしゃいました。……あら? 失礼しました。場所が違いますね。ここには契約者はいません。しかし、あなた方の2人がある契約しています」
「ですが、関係ないようですね。大変失礼しました」
一方的に謝罪をしてエレベーターは閉まった。そして次に開いた時には元のエレベーターになっていた。
あれはなんだったのだろうか。そして2人がある契約とはまさかとは思うが俺と貴音のことではないのか。だが、世の中知らない方が良い時もある。
結局俺たちはさっきの現象にビビって一旦トイレに向かってからエスカレーターと階段で屋上に向かった。
もちろんデパートに先ほどの現象を言ったが信じてもらえなかった。
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