99: ◆XtjOmDyc46[saga]
2014/01/10(金) 16:59:35.24 ID:5Wc8CN0mo
「は、榛名だって金剛お姉様を撫でたっ……じゃなくて、仲間外れになんてしてません」
「むむー、私と熊野を置いて、楽しそうにお話してたネ」
「そ、それは……その」
撫でられていて威厳もくそもあったもんではないとはいえ、敬愛する姉からの視線から逃れるように、榛名は居心地悪そうにもぞもぞと身体を捩る。
同じくお話していた鈴谷や時雨に視線で助けを求めるも、彼女らはニコニコと笑ってどこ吹く風といった調子だ。
「榛名は私のコト、そんなに好きじゃないみたいデース」
金剛がしょんぼり、と肩を落とす。
榛名が少しでも冷静でいたなら、愛するお姉様の顔がイタズラっぽい笑みを浮かべていることにも気づいたかもしれない。
しかしながら、落ち着きを大破させられた彼女にとっては、現在の状況はどうすることもできず、ただただアタフタするのみだった。
「もうそろそろ許してあげたらどうだい?」
苦笑いを浮かべる時雨の言葉に、金剛が満面の笑みで顔を上げる。
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