過去ログ - オティヌス「おにいちゃん、だいすき」フィアンマ「そうか」
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357: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/10/19(土) 21:45:34.41 ID:YbhEVYHX0

寝直すのは厳しい。
なので、フィアンマとオティヌスは術式研究をすることにした。
メモ書きをつらつらと書いては置いていくので、足の踏み場もなくなっていく。
内容は結界術式のそれなので、いくら研究しても飽きることはない。
攻撃用の術式と違って、儀式寄りのものは勝手に付け足せる部分が多い。

「昔、お前に魔術を教える時もこうしていたな」
「…懐かしい」

オティヌスは目を細め、ペン先をメモに押し付ける。
あの頃の自分は、彼の教えてくれる全てを愛した。
今もその傾向はあるが、現在は色んなことを知りすぎている。

「お前が魔神になるとは思わなかったが」
「それを言えば、私もおにいちゃんが神上になるとは思わなかった」

メモ書きは増え積まれ、溢れていく。
それは、二人が過ごした時間に似ていた。



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