過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
1- 20
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/03(木) 15:32:56.05 ID:rclJNl5Z0
愛糸「これが、ガチユリダーか…ふざけた名前だけど、良いな」フフ

琴主「あ、ようやく笑った?やっぱり笑顔のほうがかわいいね、愛糸ちゃん」

愛糸「…!!や、見るな!!!!」ググイ

 交は、初めてはじめの笑顔を見た。
 それに気が付いたはじめは思わず笑みをこぼしていたことに気づき、顔を隠して交を押し出そうとする。

琴主「危ない危ない!?…ふぅ」

 席から落ちそうになって慌てた交は、座りなおすと一息ついた。
 それを見ていたはじめは、怪訝な顔をしていたがまたほほえみを浮かべる。

愛糸「でも、お前のことがわからない訳でもなくなった…パートナーとしては、いい結果…かな」プイ

琴主「 !!」バッ

 はじめの言葉に交は顔を上げて、パートナーとして認められた喜びに打ち震える。

琴主「……そうだよ!!これからよろしくね、愛糸ちゃん!!」ギュウゥゥゥゥ

愛糸「に、にゃあっ!?抱きつくな!!だいたい、何でちゃん付けなんださっきから!!!!」

琴主「…え?だってちっちゃいし、年下…じゃないの?制服だって、高等部に来るために着たんだよね?」

 交の言葉に、はじめの眉間から青筋が覗く。

愛糸「私はお嬢様と同い年だ、つまりはお前とも同い年……ちっちゃくて悪いかあああ!!!!」ガアア

琴主「うわ!!落ちる、落ちるから!!!!ごめんよぉ!!!?」

 はじめは禁句を言われたからか、目じりに涙をためつつ交に襲い掛かった。



P.A.U.R.司令室

綾乃「う〜ん、いまいち仲良くなりきれてないみたいだけど、出力は上場…そうよねぇツンデレってデレるまでもおいしいものねぇ♪」pi

 携帯から、二人のやり取りでウラノスエンジンの生んだエネルギーを眺めつつ満足そうに綾乃は言う。

綾乃「そうよ、少女たちの姦しい群像からでもいい…どんどん世界を見て、そして世界を知りなさい……やがて、あなたが完全な魂を手に入れたとき…はじめちゃんも私も、すべてを取り戻すのだから」



ビルの屋上

 少女は紅い長髪をたなびかせて、公園に立つガチユリダーを見る。
 その肩には、浮遊する真紅の球体が遊んでいる。

「ハジ、アレはこの世界の敵になりえると思う?」

『半々ってところだな、使い方を誤れば和御霊にも荒御霊にもなりえる』

 紅い球体の言葉に、少女は目を細めて呟いた。

「少し、調べてみる必要があるわね」


第二話『そして愛しきはじめの言葉』 完


《次回予告》

 そして始まった、琴主交の島京での日常。
 まつりが笑い、はじめが怒る。
 女子三人寄らば姦しく、そしてもう一人の転校生が姿を現す。
 そして同時に、ジオイドもまた新たな姿でガチユリダーの前に現れる。


次回『その姦しい日常の中で』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
208Res/314.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice