過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/09/27(金) 14:49:34.93 ID:Z5YrHbED0
下駄箱付近

黒い女(正門前)「……?」キョロキョロ

琴主「うげ、やっぱり正門前に居るよ」

正純「…?ズームの性能がよろしいんですね?」ミエナイ…

琴主「人が殆どいない東京にずっと住んでたからね、ちょっとした慣れの差かな?」コソコソ

正純「それじゃあ見つからないように、こっちへ…」コソコソ



校舎裏の路地

琴主「フェンスに穴、こんな都会の学校でも普通にあるんだねぇこういう抜け道」ガサッ

正純「えへへ〜♪ちょっと悪いことしてる気がしてちょっと楽しいんです♪」ガサッ ガッ

正純「あ、あら?」グイグイ

琴主「ちょ、どうしたの?」

正純「ま、まさか太った!?」ガァン

琴主「まさか!?って服が引っ掛かってるだけだよ」ピン

正純「あっ、急にとったら…きゃぁっ!?」ドタッ

琴主「あ、とわぁっ!?」バタン

 仰向けに倒れた交と、背が低く丁度交の胸にかぶさるように倒れたまつり。
 なまじ同じような成長を感じさせないシャープな体系だからこそ、体制的にまずいことを連想したのはお嬢様ながらもそういうことにやや興味の深いまつりのほうだった。

正純「あ、あのごめんなさっ…!?」アワアワワ

琴主「……」ギュ

 しかしその次に予想外の行動に出たの交だった。
 交はそのまままつりの体を抱き寄せると、頭を優しくなでる。

正純「あ、あのあの…琴主さん!?」アワワワワワ

琴主「…!!あ、ああ!!ごめん正純!!」ババッ

正純「こ、こちらこそ!!」ババッ

 気が付いたのか双方真っ赤に顔を染めて、なぜか細い路地で面と向かって正座する二人。
 傍から見ればシュールだが、それよりも二人は心臓の代わりになっているモーターの激しい動悸が早く収まるのを待っていた。

正純「あ、あの…さっきのって」

琴主「ごめん……」

 まつりの問いを途中で切って、交は立ち上がる。
 その表情は見えないが、とっさのこととはいえ今のことは交自身こたえている事が伺えた。
 突然のことで何らかの癖が出たのか、深く聞くのはさすがに失礼だとまつりは判断した。

正純「…そう、ですね。それじゃあ駅までの最短ルートを…」

 そして気を取り直してまつりが歩みだそうとした、その時だった。


 ズズウウウゥゥゥゥ……ン


 轟音、地響き、鳴り響くそれに二人のみが強張る。

琴主「な、何!?」

正純「え、駅のほうです!?」






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