過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 15:45:23.80 ID:IrpiUzaj0
市街地上空
オペレーターA『…!!ガチユリダーのウラノスエンジンから、新しい波動計数を持ったエネルギーを感知!!』
琴主「これって…ちょっといつもと違う……?」
根本「…!?この光、何でだろう…凄く気持ちが落ち着く…」
綾乃『……!! アレロパシーね!!』
琴主「あれろ…何?」
綾乃『一か所に集まって生える植物はお互い化学物質のやりとりで交信しあう…ガイアの人格同士も詩実体を用いた『因子』でこれに近い方法でつながっていたとしたら…』
根本『わからないの、気がつけばガイアの人格の大半が口を揃えて言い出したのよ。『この歴史を滅ぼせ、歴史を作り出す生命を滅ぼせ』って……』回想
琴主「ジオイドを生み出したのもその『因子』……その逆の因子をぶつければ、怪獣化したジオイドをガイアの人格に還せる…!」
根本「ハジを…元に戻せる…!?」
分子ジオイド『GGGGGGGGGGGGGGAAAAAAAAAAAA!!!!』チチッチチチチ・・・チチチチチ
怪獣の球体が再び瞬きだした、今度は一つずつではなく怪獣を構成するいくつもの球体が同時に瞬いて光弾を一か所に放つ。
一か所で合体した光弾は極太のレーザーとなって赤とピンクのガチユリダーに襲いかかった。
琴主「!!」
根本「このっ……」ガキュン
さいかの操作に従って、ガチユリダーは触手の一本をレーザーに向けると、それを折って身を守るように高速で振り回し光のバリヤーを展開した。
レーザーは触手のバリヤーに弾かれて天高く上っていった。
ガチユリダーは後ろに手を伸ばすと、二本の触手の根本を掴みとって鞭のように構える。
根本「これ以上、私の親友に…好き勝手はゆるさない!!!!」ブォン、ブォン、ブォブォブォブォ…
触手の鞭を舞うように回転しながら、怪獣に接敵したガチユリダーは怪獣の棒をめがけて正確に鞭を振るう。
鞭に打たれた棒は砕けてジオイドの霧へと分解し、霧は山吹色に輝きながら消滅していった。
ただの破壊とは明らかに違うその感触に、交は確信した。
琴主「もう好きにはさせない……誰が広めたかはわからないけど、私たちが今のガイアを止める!!」
ガチユリダーが両手を合わせると、触手が絡まりあって山吹色に発光して光の剣となる。
振るわれた蝕腕を切り裂き、ガチユリダーは翼を限界にまで広げた。
翼に山吹色の光が集まっていき、輝いていく。
琴主「リリールベリム…オーバーレエエエェェェェェェェイ!!!!」
翼から放たれた山吹色の光は極光となり、白い蕾のように変色する。
両手を握って、さいかは祈る。
根本「お願い……返して、私の親友をっ!!」
[因子解放]
琴主「咲き…誇れええええええええ!!!!」
ボン!!!!
と、極光の蕾が咲いて巨大な赤い姫百合の花のようになると、衝撃だけを残し姫百合と怪獣の姿は綺麗に消え去った。
小さい、赤い球体だけを残して。
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