過去ログ - 【オリジナル】乙女合体ガチユリダー
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93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/10/14(月) 15:47:03.35 ID:IrpiUzaj0
市街地 ガチユリダー足元

根本「ハジっ!!はじぃ…返事をしてよ…ハジぃ!!!!」

 赤い球体を抱き上げて、さいかは必死に語りかける。
 しかし、赤い球体は下から徐々に山吹色の光となって消えて行っていた。

根本「ハジ…嫌だ、ハジがいなかったら…私、一人で……」グスッ

ハジ「一人じゃ……ない……」グググ

根本「…!!ハジ…」

琴主「ハジさん……」

ハジ「ヒトよ……審神者よ……さいかを、頼めるか……」

琴主「……っ」

ハジ「なに……正常なガイアの人格として還るだけだ、消えるわけじゃない……」

根本「でも…私は、人間に近くなりすぎた…いつ、ガイアに還れるか……」

ハジ「だからこそ頼む……私は、さいかが一人にならないために、共に収束した…」

根本「そんな…ハジ……」

琴主「約束します、さいかを一人になんてしません」

ハジ「良かった……さいかが、君のような審神者に出会えて……」サラサラサラ

 ハジの一部が、赤いジオイドの霧に変わりさいかの胸に吸い込まれていく。
 それは形を変えて、赤く形もほんの少し違うが、リリータイプ義体と同じタキオンパルス受信機の姿に変わる。
 残った赤い球体は、山吹色の光にすべて飲み込まれ風に吹かれるように消えて行った。

根本「……っ、っぁあ…ぁぁぁあ…ああぁぁぁぁぁあ!!」

 さいかは胸元を抑えて、俯き慟哭に身を震わせた。
 交は、少し迷って意を決した表情になるとさいかの顔を持ち上げて唇を重ねた。

根本「……!!」

琴主「……ぷはっ、後でまつりに謝らないとな…」///

根本「あなた……」

琴主「さいか、私はあなたを絶対ひとりにはしないから…だから、戦おう! こんなことになった元凶と…そうでなきゃ、いつかまた会ったときハジさんに顔向けできないよ!」

琴主「また学校にいた時みたいに自信を持って、胸を張って!」



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