20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/28(土) 22:15:45.88 ID:hDad05Pp0
おれはまんまと嵌められたのだ、狼に。
あっぱれ過ぎて言葉もない。
ただおれが甘ったれでマヌケだっただけだ。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/28(土) 22:42:21.19 ID:hDad05Pp0
おれは本当の意味で"孤独"となった。
ガキなりに、もう今までのように村に行けないことくらいわかっていた。
人間たちは何度かおれを狩りにきた。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/28(土) 23:10:27.90 ID:hDad05Pp0
あれからどれくらいたっただろうか。
20回以上の春と冬を越えてきたように思う。
おれはあいかわらずしろいまま、いまでは普通の狼くらいの体躯にまでなった。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/28(土) 23:31:40.76 ID:hDad05Pp0
ふわふわした金色の毛並に、透き通る緑の目をした一匹の猫。
暖かな陽だまりでうとうとしていたおれの前に礼儀正しく座り、話しかけてきた。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/28(土) 23:47:56.20 ID:hDad05Pp0
おれから見ればまだほんの子供だった。
人間でいえば10歳くらいだろうか。
村ではいまだに俺は憎むべき裏切り者のはずだったし、
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/28(土) 23:48:48.31 ID:hDad05Pp0
もう寝ます・・・・
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 08:03:59.43 ID:kxsERtxX0
うわ、寝ぼけてかいてたらすっごいミス発見。人間じゃないんだから・・・
>20回以上の春と冬を越えてきたように思う。→ ×
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 08:37:19.34 ID:kxsERtxX0
猫はおれの質問が聞こえたのか聞こえなかったのか、興奮したように叫んだ。
「うわぁ、本当にまっしろだ!きれいだなあ!」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/30(月) 01:39:29.65 ID:bG4rdL4/0
「オレ・・・僕も少しだけここで日向ぼっこしていい、ですか? 」
眠そうなおれを見て、猫が言った。
べつにおれだけの丘ってわけじゃない、好きにすれば良いだろう。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/02(水) 23:55:28.17 ID:RklTiXS+o
続きまだかなあ
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/03(木) 00:56:24.73 ID:krZxxzSS0
あ、ちょうどいまかきため中でして
すみません、もうちょっと待っててください
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