過去ログ - 人狼「とある狐の物語」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/27(金) 23:01:30.71 ID:VUF0yUpA0

足が竦んで動けないおれを余裕の笑みで眺めながら、ジリジリと、
油断も隙もなく囲みを縮めてくる狼。

まさに絶対絶滅。

死を覚悟して目を閉じたその時、すぐ横で轟音が響いた。

なにが起きたのか、恐る恐る開けた目にうつったのは、
血にまみれて倒れた一匹の狼と逃げ去る四匹の狼、
そして獣を殺す不思議な棒を構えた人間の姿。

「xxxxxx?!」

おそらくおれに無事かと呼びかけたのだろう人間に振り向きもせず、
雷鳥も忘れて一心不乱に住処へ逃げ帰る。

安全な寝床でガタガタと震えながら、九死に一生を得たこと、
人間に助けられたのだということを思い返す。

人間が、おれを、助けてくれた。


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