過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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104: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 12:17:32.53 ID:5H8gBlq40


その時、遠くで大きく窓ガラスが砕け散る音が鳴り響いた。

次の瞬間には、爺様とSPに向けて放たれていた弾幕が一斉に途切れたのだった。

そして、耳を澄ませば、隊列の乱れた銃声音と悲鳴がこだまする。


「うわああああ!」「逃げるんだ…………勝てるわけがない!」「あ、悪魔だ…………」


SP1「何だ? 何が起きた…………」

SP2「俺が様子を見てきます」

爺様「やめておけ。それにもうじきこちらに来る」

一夏「会長おおおおお!」

SP1「おお! これで最大戦力は確保できました!」

SP2「これぞ、天のお導き!? これなら“アビス”に行っても――――――!」

爺様「やはり、か」ニンマリ

一夏「早く避難してください! 軽く薙ぎ払っただけでまだまだたくさんテロリストがいます」

爺様「では、そうしようか」

SP1「警備保障の応援を頼んでくれたのは、若様ですか?」

一夏「はい! 警察にもすでに――――――」

SP2「いやあ、ここまで頭がきれるご子息が羨ましい!」

一夏「それよりも早く避難を!」

SP1「よし、――――――要人護衛の訓練、憶えているな?」

SP2「頼りにしてるぜ、若様。文字通り、会長を守る盾となるんだ」

一夏「はい!」

爺様「よもや、こういう形で守ってもらうことになるとはな……」

一夏「俺も特殊部隊の訓練を実践する日が来るなんて思ってなかったよ……」

一夏「けど、――――――守る!」

爺様「頼んだぞ。今はお前だけが頼りだ」

SP1「俺と若様が先行して通路を確保する! 行くぞ!」

一夏「了解!(――――――本当に『金、権力を持つということは常に、危険と隣り合わせ』だよ!)」

一夏「(だが、俺はそれでも掲げ続ける!)」


――――――俺は関わる人全てを守る!




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