過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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◆G4SP/HSOik
[saga]
2013/09/28(土) 12:21:11.58 ID:mq5otnXP0
爺様「さて、織斑一夏ぁ?」ピッピッピ
一夏「何、会長? このハッチが開くまで小話?」
爺様「ロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』を知っているか? 1959年発表だがな」
一夏「何ですか、こんな時に……?」
爺様「原題、そして映画化された時のタイトルは『スターシップ・トゥルーパーズ』だ」
爺様「しかし、小説と映画では大きな違いがあった」
一夏「はあ……(そういえば、爺様はそれを観ていたな……)」
爺様「――――――パワードスーツの有無だよ」
一夏「パワードスーツ?(こんな時に何が言いたいんだ、爺様は?)」
爺様「パワードスーツの登場するSFの原点とも呼べる代物に、80年代の若造どもは心躍らせた」
爺様「そして、その熱意を受けてアメリカ軍でもパワードスーツの開発が行われていたが――――――」
一夏「そんなことは世界中の人間が知っている! 結局、実用的なものは開発できずに、」
一夏「日本の天才科学者:篠ノ之 束によって、IS 〈インフィニット・ストラトス〉という空戦用パワードスーツが実現されましたよ」
爺様「ああ、そうだ」
爺様「だがぁ、それだけでパワードスーツの開発史が終わると思うかね?」
一夏「………………は?(爺様は無駄話は一切しない。そうなれば――――――!?)」
一夏「何を言っているんです!? それじゃ、まるでこのハッチの向こうに――――――」
爺様「そうだ。ワンオフ機の実用的なパワードスーツがある!」
一夏「――――――っ!?」
一夏「爺様は何を考えている?!」
一夏「ISの導入によって阿鼻叫喚を巻き起こして崩れ去った男と女のミリタリーバランスがようやく安定してきたっていうのに、」
一夏「爺様は『白騎士事件』のようにまた――――――!」
爺様「安心しろ。ISのシールドエネルギーとのハイブリッドエンジンだ」
爺様「つまり、IS適合者でなければ動かん」
爺様「お前はこれを使って二人の応援に向かえ。迷路の地図データもちゃんと入っている」
一夏「俺に、本当の人殺しをやれというんですか……?」ゴクリ
爺様「大丈夫だ。武装は全て硬質ゴムや催涙弾だ」
一夏「見たところ、胸部以外の大部分が露出するように見えますが? フルアーマーですらないじゃないですか! ISの絶対防御なんて無いんですよ!?」
爺様「ハイブリッドだと言っただろう?」
一夏「ハイブリッドだから――――――?」
爺様「このパワードスーツは空戦用のISとは違って、地べたを駆け回るしかできない陸戦用だが、ISを通してシールドエネルギーを供給することができる」
爺様「ISのような量子化そのものは実現できなかったが、その代わりにパワードスーツそのもののノウハウは着実に他の技術に利用されたというわけだ」
爺様「更に、IS用のパワーバッテリーも2基搭載されている。これをISのエネルギー充填に使うことも可能で、部分展開と出力調整次第でISのPICや量子化装備も問題なく使える」
爺様「名付けるならば、…………“FS”でいいか」
――――――FS〈フィニット・ストラトス〉だ。
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