過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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14: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 10:12:46.53 ID:5H8gBlq40

山田「ここまで何か質問はありませんか?」

女子「はい、質問!」

女子「“パートナー”って“カレシカノジョ”の関係みたいな感じですか?」

山田「――――――え!? あの、私には経験がないのでそういうことは……」モジモジ

女子「アハハハハ! カウイイー!」


一夏「うん、こんなもんか(何というか、これが女子校のノリってやつなのか)」

一夏「(貴重な体験だが、ハシタナイというか、な…………)」

一夏「(しかし、ISは“パートナー”ね……)」

一夏「(大事に使うっていう意味では間違ってないけど、今の世界はそれを平然と戦争の道具にしているのが何ともいえない……)」

一夏「(かつて宇宙開拓用のマルチフォームスーツを空戦用パワードスーツとして利用しているんだからな)」

一夏「(その事実から目を逸らすために、ここの生徒にはそう言っているのだろうな)」

一夏「(『モンド・グロッソ』出場を目指して専心する純粋な競技者は一握りだな、たぶん)」

一夏「(ここを卒業していったい何人、純粋なISドライバーとしていられるかな…………)」スタスタ

一夏「箒さん。篠ノ之さん。私と食事に参りましょう」

一夏「どなたかご一緒しませんか?」

女子「イクヨー! チョットマッテー!」

女子「オリムラクン! オリムラクン!」

一夏「ほら、箒さん。せっかく“篠ノ之 箒”でいられるのに、友達がいないままっていうのは哀しいだろう?」

箒「…………確かにそうだが、私は行かない」

一夏「そう言うなって」パシッ

箒「おい! 私は行かないぞ」

箒「放せ、ええい!」


その時、箒は軽く一夏の手を払いのけようとしたのだろうが、それが一転して思い切り体当りして突き倒す形になった。


一夏「おっと!」

箒「――――――あ(一夏の胸板が…………!)」ボフッ


しかし、一夏は箒の手を自分の身体の後方へと引っ張ることで相手の体勢を崩し、受け流したのであった。


一夏「凄いな、今の! 咄嗟にできたんだろう?」

一夏「総合武術もやってたのか! 腕を上げたな、箒さん!」

箒「こんなのは、剣術のおまけだ(そういう一夏も赤子の手を捻るように軽く受け流したではないか……)」

一夏「やっぱり、箒さんがいてくれてよかった」ニコニコ

箒「あ…………」

一夏「さあ、みんな、食堂へ参りましょう!」

女子「オー!」

箒「(一夏が私の手をしっかりと握ってくれている…………すぐに手が出るようなこんな私のを!)」ドキドキ




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