過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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179: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/10/05(土) 11:41:35.96 ID:vMP5JNPt0


そして――――――、


一夏「はああああ!」

ラウラ「来たな!(やはり、右手で振りぬく先にある左側のマレットを手にしたな! ただの虚仮威しだったな)」

一夏「――――――ふん!」


しかし――――――


ラウラ「む?(掴んだマレットが左右を往復するパックに当たらなかった、だと? 馬鹿な、織斑一夏が外すわけが――――――はっ!?)」

一夏「はあっ!」カンッ

ラウラ「何だと――――――」ストン


――――――隙を作らぬ二段構えだった。

身体を前傾にして右手で左側のマレットを手にしてそのままパックを当てるものだと最初は思われた。

ラウラは居合の速さに反射的に身構えたほどだったが、意外と重くて扱いなれないマレットのせいで想像したよりは鈍かった。パックには当たらなかった。

しかし、そう思ったのも束の間、実は後れて逆の手で逆のマレットを掴んで、一瞬気が逸れた瞬間を狙い撃ったのである。


――――――まさに電光石火だった。


ラウラは一瞬 何が起きたのか全く理解できなかった。

織斑姉弟が居合の達人ということで、居合というものに興味を持ってビデオ鑑賞したり文献調査したりして研究しだしたラウラだったが、

まさか連続で居合抜きができるとは思いもしなかったので、想像を超えた技量を前にしてむしろ感動すら覚えていたのだった。


一夏「さあ、打ってこい!」

ラウラ「そうだ! それでこそ、私が憧れる織斑一夏だ!」カンッ

一夏「そこだっ!」カンッ

ラウラ「まだまだぁ!」カンッ



カンッ、カンッ、カンッ、カンッ............






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