過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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33: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 10:40:32.20 ID:mq5otnXP0

――――――同日、昼休み


鈴「あんた、ある日突然いなくなるだなんてどういうことよ!」

一夏「それは………………」

鈴「どれだけ心配したと思ってんよ、馬鹿!」

鈴「姉弟揃って家から居なくなっているし、何をしても連絡先には通じないし、いったい何があったって言うの!?」

一夏「(これはほとほと弱ったな。あれから一度も連絡を取っていなかったもんな……)」

一夏「(表向きは転校したことになっていたけど、唐突の不自然な転校じゃこうもなるよ……)」

一夏「(そして、昔のことを忘れてしまうぐらいの社交界の洗礼に受ける日々…………)」

一夏「(つい先日も、生身の軍事演習に参加させられたし…………)」ハア

一夏「ごめん……答えらない……」

一夏「でも、今は帰ってきているんだ。そういうことにしてくれないか……」

鈴「…………そうなんだ」

一夏「ごめんな、心配かけちゃって…………俺も近々会いに行こうとは思っていたんだ」

鈴「そうだったんだ。うん、忘れてなければそれでいいの、それで」

一夏「ありがとう。そういうところ、凄く助かる(…………本当に)」ニコッ

鈴「か、感謝しなさいよね、馬鹿」カア

鈴「で、でもまさか、“千冬さんの弟”のあんたまでISが動かせるだなんて驚いたわ」

一夏「俺だってまさかこんなところに入るとは思わなかったからな」

鈴「入試の時にISを動かしちゃったんだって?」

一夏「何でって言われてもな……(もちろんこれも偽装工作。俺は夏のオープンハイスクールで動かしていた)」


箒「一夏! そろそろ説明して欲しいんだが……(これ以上は見てられない)」バン

セシリア「」ジー

鈴「ちょっと、何? 今、一夏は私と話をしているんだけど」

一夏「落ち着いてくれ。二人共、どちらも俺――――私の幼馴染だよ」

箒「幼馴染……?」

一夏「そうか。ちょうど箒さんとは入れ違いに転校してきたんだっけな」

一夏「篠ノ之 箒さん。いつか話した、ファースト幼馴染だ」

一夏「それで、鈴さんはセカンド幼馴染だ」

箒「ファースト……」テレテレ

鈴「へえ、初めまして。これからよろしくね」

箒「ああ。こちらこそ」

セシリア「」ジー

一夏「(ああ、これは友達同士に、ならないか…………?)」

一夏「(う〜ん、それと、セシリアがジーっとこっちを見ているな。俺に興味を持ち始めたというところか)」

一夏「(それはありがたいことなんだけど、悩みの種が増えたな…………)」ハア



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