過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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34: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 10:41:42.32 ID:5H8gBlq40

――――――同日、放課後


一夏「何、怒っているんだ、箒!?」ガキーン

箒「うるさい!」ガキーン

一夏「――――――冷静になれ!」

箒「――――――な!?」


一夏は箒と生で試合をした時に見せた巻き技で、箒の『打鉄』の太刀を再び巻き取ってみせた。

巻き上げられた『打鉄』の太刀が宙を舞って音を立てて大地に置かれた。


一夏「大丈夫なのか? いや、――――――話してくれ! そうじゃないと俺はどうすればいいのかわからない!」

箒「――――――っ!?」イラッ

箒「…………最近、セシリアとも仲が良いようだな」

一夏「それはそうだろう? 最初からそのつもりだったんだし」

箒「それなのに、また女をたらしこんで…………」

箒「――――――弛んでるぞ!」

一夏「……鈴のことか」

一夏「…………俺は中学のある時を境にセレブの世界に行くことになったんだ。それまでの全てをバッサリ捨てて、な」

一夏「鈴はただ単に俺のことを心配してくれていただけだ」

一夏「俺はそういう意味では誠意を見せないといけないな…………」ハア

箒「あ、すまない……(何で私はこんなふうにしか振る舞えないんだ……)」

箒「(一夏がモテるのはこの学園ではほぼ当たり前のようなことだと言うのに……)」

セシリア「遅れましたわ」

一夏「セシリアさんか」

箒「む…………」イラッ

セシリア「」ドヤッ

セシリア「さあ、織斑一夏。私のお相手をお願いしますわ」

一夏「わかりました(まだエネルギーは十分だな)」

箒「ま、待ってくれ、一夏! もう一度、手合わせしてくれ」ジャキ

一夏「――――――何!?(ちょっと待て…………!?)」

箒「さあ、かかってこい、一夏!」

セシリア「さあ、織斑一夏! 来なさい!」

一夏「な、え……!?(『ブルー・ティアーズ』と『打鉄』のタッグだと!?)」キョロキョロ

一夏「(接近戦では『打鉄』に圧され、そこを一方的に『ブルー・ティアーズ』に狙撃されてしまうではないか!)」

一夏「(――――――何だこの、黄金タッグは!?)」

一夏「(え? 何で俺がこんなのと戦わないといけないの?)」

箒「」ゴゴゴゴゴ

セシリア「」ゴゴゴゴゴ

一夏「(――――――な、何だこの、プレッシャーは!?)」

一夏「ああ……、やれるだけやってみるかな……?(ファーストシフトもすんだことだし、経験値集め――――――)」




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