過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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68: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 11:30:46.37 ID:mq5otnXP0

一夏「まあ、『結婚してくれ』なんていう不躾な意味じゃないから安心してくれ」

シャル「あ、そ、そうだよね、あははは…………(少し残念…………)」

一夏「優秀で気品のある逸材が野に埋もれるのがいやだから、俺のスポンサーに養ってもらうってことだ」

一夏「あるいは、ISドライバーを辞めて路頭に迷うようなら、俺が養う! それで俺の秘書なり家令なりになってくれ」

一夏「できるならば、俺が卒業するまではISドライバーを続けて欲しいところだけど、どうだ?」

シャル「………………」

一夏「亡命工作なら任せてくれ!」ペラペラ

一夏「――――――IS学園特記事項」


本学園における生徒は、その在学中においてありとあらゆる国家、組織、団体に帰属しない


一夏「つまり、この学園に居れば、少なくとも3年間は大丈夫ってことだ」

一夏「その間に、とるべき道を選んでくれ」

シャル「凄いんだね、織斑くんは。特記事項なんて55個もあるのに」

一夏「これぐらい、誰かの人生を救えると思えば、容易いことさ」

シャル「そうなんだ」

シャル「織斑くん――――――僕、一夏って呼んでもいい?」

一夏「答えは決まったようだな」


――――――僕のこと、貰ってくれてありがとう。


シャル「本当のことを話したら、気が楽になったよ」

一夏「よくぞ決心してくれた! 生涯の友を得たぞ!」

シャル「約束だよ……?」

一夏「ああ、見捨てはしない……!(これから大変になるな。だけど俺は、財閥の力がなくてもきっと彼女の力になっていただろうな…………)」

シャル「よかった…………これで一夏と…………」フラフラ

一夏「(だが、デュノア社は知ぃらないっと。いずれ俺やシャルルとも無関係になるのだからな。――――――俺は関わっていない)」

一夏「(そんなことよりも、女子供を政治の道具に使う人間のクズは滅びな……!)」

一夏「(だがこれで、俺はシャルルの環境を変えてしまった。初めて環境を変える力を行使してしまった……)」

一夏「(その影響と責任に関してはしっかりと考えぬいたはずだ…………恥じることはない)」

一夏「(気をつけないとな…………力に溺れてしまうから…………)」

シャル「うふふ、あはははは…………」クラクラ

一夏「お、おい!」ドサッ

シャル「ははは…………」プシュープシュー

一夏「――――――凄い汗! 熱もあるようだ。まあ、人生を左右する選択を投げかけたからな。その緊張は計り知れない」

一夏「ともかく、ベッドに寝かせておこう(ん? 何か妙にふんわりとしたようなものが当たっているけれど……、今はそんなことよりも身体を冷やすが先だ!)」

一夏「えっと、冷蔵庫に……、氷枕があった。これにタオルを巻き付けてっと」




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