過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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69: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 11:32:16.15 ID:5H8gBlq40

一夏「さて、これでいいだろう。食堂のおばちゃんに病人食を用意させないとな」

コンコン

一夏「ん? はい」ガチャ

セシリア「お、織斑一夏……」

一夏「セシリアさん?」

セシリア「私とご一緒しませんこと?」

一夏「はい、そうしましょう。ちょうど支度を済ませたところですから」

セシリア「…………? あの、シャルルさんはどうなさいました?」

一夏「ああ、シャルルは体調を崩したから寝かせておいたところです」

セシリア「まあ、それはお気の毒に」

セシリア「では、参りましょう!」ガシッ

一夏「お、おお…………(シャルルとのワルツ以来、3人娘が積極的になってきたな……また面倒事に起きそうだな……)」

箒「な、何をしている?!」

一夏「あ…………(早速これかよ…………)」

セシリア「これから私たち、“一緒に”夕食ですの」

箒「だからと言って、腕を組んで密着する必要がどこにある!?」

セシリア「あら、殿方がレディをエスコートするのは当然のことです」ニッコリ

一夏「肩が凝るから体重はかけないで……(そういえば、この感触はさっき体験したような…………)」

箒「それなら、私も付き合おう! 今日の夕食は少々物足りなかったのでな」

セシリア「あらあら、箒さん? 食べ過ぎは体重を加速させますわよ」

一夏「いや、その心配はないでしょう。むしろ、あなたたちの食事量は少なすぎると思うんですが……(……何言ってんだ、コイツら?)」

箒「で、では、参るとするか」ドキドキ

セシリア「箒さん……!? 何をしていらっしゃるのかしら?」イライラ

箒「男がレディをエスコートするのは当然なのだろう?」

一夏「ははは、箒さんとセシリアさんが遠慮のない仲になってくれたのは嬉しい限りですよ。それと、肩が痛い……」

箒「あ……そうだったな」

セシリア「そ、そうですの! 私と箒さんは仲がよろしいですわ」

一夏「(ああ、よかった。とりあえず、箒とセシリアを引き合わせた俺の目的がようやく達成されたというところか。よかったよかった…………)」

一夏「(だが、俺の腕にすがりつくことで双肩にかかるこの重みと煩わしさに、富貴貧賤は関係ない…………)」





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