過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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◆G4SP/HSOik
[saga]
2013/09/28(土) 11:43:04.24 ID:5H8gBlq40
ラウラ「――――――っ!?」ビクッ
その瞬間、頭の中が真っ白になった感覚になった。
それによって、『シュヴァルツェア・レーゲン』の動きが止まり、ワイヤーブレードの首締めも緩くなった。
ラウラが予想外の声――――――否、存在の襲来に驚いて振り向くと、
ラウラ「な、何だと――――――!?(いつの間に、シールドエネルギーがここまで…………!?)」
一夏「…………」
いつ来たのか、織斑一夏は広大なアリーナの中心まで気配を悟らせることなく接近し、ラウラの背後を取っていたのだ。
そして、ISを展開させることなしに雪片弐型から迸る『零落白夜』の青白い光の剣を素手で持ち、
セシリアと鈴の首を絞めるワイヤーブレードを断ち切った上で、流れるようにラウラの首筋に当てていたのだった。
その早業は、かつてシャルル・デュノアを秒殺した時のことを思い出させる一瞬だった。
まさにイナズマのごとき太刀筋だった。ラウラにも周囲の人間にも一瞬で何が起きたのか理解できた人間はいなかった。
一夏「織斑千冬の名誉を重んじるなら、ISを解除しろ」ゴゴゴゴゴ
ラウラ「――――――っ!?」ゾクッ
ラウラ「く、私がこんなやつに背中を取られるなど…………」
だが、織斑一夏の表情には多量の汗が流されているのが見て取れ、ここに至るまで全力疾走してきたことを窺わせた。
しかし、そんな状態でありながら息が乱れることもなく、突きつけた光の剣は一切の震えがなかった。そして、眼差しに一切の曇りもない。
そして、危機を脱したものの深刻なダメージ蓄積で強制解除されて力無く床に伏すセシリアと鈴。
一夏「…………間に合わなかったか。すまない」
鈴「い、一夏…………」
セシリア「無様な姿をお見せしましたわね…………」
そして、一夏は今まで見せたことのような暗い表情を二人に覗かせて、すぐにISを解除した力の暴徒と再び向き合う。
一夏「命あっての物種。失ったことよりも遅れを取り戻すことを考えていてくれ」
一夏「この問題は私が解決する。巻き込んでしまったことを許してくれ……」
鈴「あ……」
セシリア「そんなこと…………!」ゴホゴホ
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