過去ログ - 落とし胤の一夏「今更会いたいとも思わない」
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79: ◆G4SP/HSOik[saga]
2013/09/28(土) 11:46:23.37 ID:mq5otnXP0

一夏「さて、行ってくれたか」

一夏「ストレッチャーを――――――ってさすが、織斑先生。早いですね」

千冬「以後、学園別トーナメントまで私闘の一切を禁止する! ――――――解散!」

一夏「あららら…………早急に問題を沈静化させたのに、本番の練習するつもりだった人たち、ごめんなさい、だな」

千冬「すまない……あんなことを言っておきながら、私は――――――」

一夏「――――――いえ、咎を受けるべきは私です」

一夏「私が到着するのが早ければ、セシリアさんと鈴さんはトーナメントに出られたというのに…………!」ギリギリ

一夏「この問題は私とラウラだけの問題――――第三者が何かすれば事態を避けられたとかそういう結果論なんていうのは何もしなかった卑怯者の言うことです」

一夏「全身全霊を賭けた選択をしたことのないような有識者気取りに、歴史を創ってきた先達たちの悪口は言わせない」

一夏「だから、問題を外部に拡げてしまった私にこそ非があります」

千冬「……お前は大会に出ないが、本当に勝算はあるのか?」

一夏「ありますよ。残ったのが『打鉄』と『ラファール』なら、十分に勝ち目があります」

一夏「確かに単機の性能では右に出る者無しの『シュヴァルツェア・レーゲン』ですが、『PIC』を無力化できれば割りと高確率で倒せそうです」

千冬「まるで2対1で挑むような物の見方だな」

一夏「断言しますよ。ラウラを徹底的に追いかけ回す戦法を使えば、ラウラの方から2対1にしてくれます」

一夏「それに、箒もシャルルも強いですから」

千冬「そうか」

千冬「…………一夏」キッ

一夏「来るか、千冬姉!」キッ

ガキーン!


――――――瞬間、IS用の太刀を互いに部分展開して激突し合った。


千冬「さすがに鍛え方が違う」

一夏「当然!」

一夏「俺は限りある時間を無駄なく使って特化した練習しかしていないけど、」

一夏「“ブリュンヒルデ”を超える訓練だけは欠かさずやってきたんだ」

一夏「でも、その千冬姉も更に強くなっているからな……」

千冬「私もお前と同じように、鍛え方が違うからな」

一夏「いずれ満足に訓練できなくなる日が来てしまうのだろうけれど、俺はこの強さを忘れない!」

一夏「そして、俺が関わる人全てを守るんだ!」

千冬「ああ、それでいい。それで」

千冬「だが――――――」ギロッ

一夏「あ、“織斑先生”、でしたね……」




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