133: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:08:18.26 ID:ImDBasWD0
竜『まあまあ、少年の口から話してくれたことに意味があるんだからいいじゃない。話してくれてありがとね』
少年「腑に落ちない」
竜『辛かったね、頑張ったね』
134: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:08:48.94 ID:ImDBasWD0
少年「あ、やばい!」
竜『どした?』
少年「ばかやろう!」ペシッ
135: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:09:24.48 ID:ImDBasWD0
竜『まあ無難に提案させてもらうと誰かに持ってきてもらえば?』
少年「そうするか…、携帯、携帯」
竜『あ、言っとくけどこの部屋に入れちゃ駄目だよ』
136: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:09:55.16 ID:ImDBasWD0
少年「……あ、もしもし、僕だけど頼みがあるんだ、……うん、……に上着を持ってきて欲しいんだが、…え、なんでって…………転んで服破れた」
竜『(苦しすぎる)』
少年「うん、それはもう真っ二つに、まさに奇跡の一瞬だった。うん、うんじゃあ頼むよ、場所わかる? …了解、着いたらまた電話して、じゃ」
137: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:10:29.09 ID:ImDBasWD0
少年「あいつがいなかったらとてもじゃないけどやっていけなかっただろうなあ、面と向かっては言ったことはないけど感謝してる」
竜『あっそ』
少年「…ポチなんか怒ってない?」
138: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:10:54.75 ID:ImDBasWD0
少年「弟が来るまで暇だ、故にしりとりでもしよう」
竜『唐突だね、まあいいけど、なら先手は譲ろう』
少年「じゃあ無難に"しりとり"の"り"から」
139: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:11:27.32 ID:ImDBasWD0
竜『次は"ど"だよ少年』
少年「…"ドーナツ"」
竜『"対イオン液体クロマトグラフィー"。"ふぃ"でも"い"でもいいよ』
140: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:12:00.15 ID:ImDBasWD0
少年「…………」スースー
Prrr……
少年「…………」スピー
141: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:12:33.20 ID:ImDBasWD0
少年「お待たせ、わざわざ悪いな」
弟「それはいいけどさ、兄さんこんな辺鄙な場所で何してたの? 1人廃虚ツアー? はい服」
少年「ちがっ……実はそうなんだ」
142: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:13:06.63 ID:ImDBasWD0
少年「あー家着いちゃったなあ」
弟「心底嫌そうだね、まあ俺もだけど」
少年「先に入ってくれ、一緒に帰ったらまずいだろ?」
143: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/04(金) 22:13:49.51 ID:ImDBasWD0
竜『そろそろ少年家に着いたかなあ、さすがに服を破いたのはまずかったかなあ』
竜『まっいっか、早く明日にならないかな待ち遠しい』
竜『……弟さんかあ』
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