175: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:12:50.36 ID:0FoM2gn20
♪背に腹は変えられぬ
少年「来るな! 君を見ると僕はあの悪しき日々をイヤでも思い出すんだ!」
男2「まあ話を聞けよ、そこのコンビニでなんかおごってやるからよ」
176: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:14:05.65 ID:0FoM2gn20
店員「ラッシャメセー」
男2「何て言ってんだよ、日本語喋れよ」
少年「男2気持ちはわかるけどそんな堂々と…」
177: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:15:10.15 ID:0FoM2gn20
少年「うぅ、寒いな」
男2「あーそろそろ降るらしいぞ、雪」
少年「マジか、ちょっと楽しみだ。はい」スッ
178: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:16:09.01 ID:0FoM2gn20
男2「俺のやるから一々喚くな」
少年「え…いいのか?」
男2「ほらさっさと食え」ムギュ
179: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:17:01.44 ID:0FoM2gn20
少年「ごちそうさまでした」
男2「律義だなお前」
少年「それで話って何?」
180: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:18:06.62 ID:0FoM2gn20
少年「だってクラスで孤立してる僕なんかと話してる所見られたら多少なりとも白い目を向けられるだろ? だから誰も僕に触れない、目を合わせようとしない」
男2「まあな、そういう雰囲気あるよな、あそこ」
少年「なんで男2が話しかけてきたかは知らないけどさ、今思うと結構嬉しかった気がするんだよな。だからありがとう」
181: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:19:21.98 ID:0FoM2gn20
男2「そういやさ、お前が避けられるようになったのってやっぱりアレか?」
少年「お察しの通りだと思うよ。まったく両親には恨んでも恨みきれない」
男2「すげえ名前だよな、到底俺には考え付かねえよ、うん」
182: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:20:21.38 ID:0FoM2gn20
男2「あーあ……、ちなみになんて名乗った?」
少年「……"少年"」
男2「……は? …少ない年と書いて?」
183: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:21:10.36 ID:0FoM2gn20
男2「確かに変な奴だな……元の名前の方がマシだろ」
少年「僕はそれだけ自分の名前が嫌いなんだよ」
男2「一応親が丹誠込めて考えた名前だろうに悲しいもんだな」
184: ◆yJ9Y64R876[saga]
2013/10/06(日) 20:21:50.78 ID:0FoM2gn20
少年「うわっ、もうこんな時間か」
男2「なんだ門限でもあんのか?」
少年「ないけどあんまりにも遅くなると僕の晩飯が消失する」
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