過去ログ - 『「雨だ……」』
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534: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:17:25.58 ID:gx2dcQEo0
竜『あ、そういえば風邪はよくなったかい?』

少女「はい、おかげさまで。風邪引いたのなんて初めてなのでなんだか新鮮でした」

竜『そっかー俺はかかったことないからうらやましいなあ』
以下略



535: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:18:17.32 ID:gx2dcQEo0
竜『あ、そっか学者からこれは聞いてないのか。うんとね、俺って死んでも死ねないんだよね不思議なことに』

少女「え、…え?」

竜『死んでも何故だか別の場所に別の姿で目を覚ましちゃうんだ、俗に言う転生ってやつらしいね』
以下略



536: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:19:01.62 ID:gx2dcQEo0
竜『そういえばこんな時間にここに来るってことは少女は学校には通ってないの?』

少女「今日はみんなお休みの日ですよ? お母さんは休めないそうですけど…」

竜『あ、そっか俺には勤労の概念がないから失念してたよ』
以下略



537: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:19:46.64 ID:gx2dcQEo0
少女「妥協…? ち、ちが…わたしは」

竜『確かに会話はできるけどさ、それ以外は君達とは全然違うだろう? 姿も能力も生き方も境遇も価値観も過去も未来も君達とは大きく異なっている。有体に言えば住む世界が違うんだよ』

少女「そう、なのかな…」
以下略



538: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:20:46.71 ID:gx2dcQEo0
竜『よかった、じゃあ…』

少女「あなたが何もわかっていないことはよくわかりました」

竜『』
以下略



539: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:22:05.49 ID:gx2dcQEo0
少女「第一違いがあるからなんなんですかそりゃ誰だって自分と同じじゃないですよ? むしろ違いがあるから惹かれるんじゃないですか」

竜『…そうなの?』

少女「そうですよ、わたしはあなたしか持っていない良さに惹かれたんです。確かに最初は小説の登場人物をあなたに投影していましたよそれは認めます」
以下略



540: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:23:01.90 ID:gx2dcQEo0
竜『…ごめん、やっぱり俺には君の言うことがわからないよ』

少女「…そうですか」

竜『でも、わかるように努力はしたいと思う』
以下略



541: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:23:59.01 ID:gx2dcQEo0
竜『じゃあ早速だけど君の言う好きってどういう意味? 君の言葉で教えてくれるかな』

少女「えとですね、わたしが思うに好きって言うのにも種類があってですね。友人としてとか、家族に対してとか、あと、その…異性とか」

竜『ふうん。あ、じゃあ俺と君では性別が不一致だから少女は俺のことを異性として好きってことかな?』
以下略



542: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:24:50.98 ID:gx2dcQEo0
竜『ううん? やっぱり難しいなあ、何を持ってそこの所区別付けてるんだ?』

少女「そうですね…その人とずっと一緒にいたくて仕方がないとか、その人がいないと耐えられないとか本気で思えるのとかという違いはあると思います」

竜『……依存心?』
以下略



543: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:25:52.18 ID:gx2dcQEo0
少女「え? は、はい勢いで言っちゃいましたすみません」

竜『そうか…恋っていうのは大切なものなんだね、どうやら流れ星さんは働き者のようだ』

少女「えっ? あっ」
以下略



544: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/03/31(月) 19:26:44.71 ID:gx2dcQEo0
竜『そういえば君は数学は得意かい?』

少女「数学ですか? 正直解くのは苦手かもしれません…」

竜『そうかあ、俺は結構好きだけどな。暇つぶしに最適』
以下略



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