569: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:12:44.32 ID:7etX5rwK0
男の子「…………はいこれで完成、出来た?」ジャーン
少女「出来るかあ! 何ですか今の動きはアホですかあなたは!?」
男の子「…アホ?」
570: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:13:22.42 ID:7etX5rwK0
少女「こ、これ結構難しいなあ」オリオリ
男の子「そこ違うよ、この辺に合わせるように」オリオリ
少女「え? こうかな?」オリオリ
571: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:14:01.47 ID:7etX5rwK0
少女「出来た……出来たよ男の子くん!」ジャーン
男の子「…………」パチパチ
少女「うわあ本当にわたしにも出来ちゃった…すごいちゃんと羽ばたく!」パタパタ
572: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:14:48.61 ID:7etX5rwK0
―日暮れ、帰り道―
少女「ふうすっかり遅くなっちゃった、早く家に帰らないと…」
少女「ちょっとだけ、ドラゴンさんのとこに寄っていってもいいかな?」
573: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:16:17.82 ID:7etX5rwK0
―山道―
少女「み、道が暗くて怖い…、やっぱり家に帰ればよかった……」
少女「でも今日あったことドラゴンさんに伝えたいし…うん、どうせあと少しで着く、がんばれわたし」
574: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:38:16.86 ID:7etX5rwK0
猪「ブルルァ!」ダダダダ
少女「ひぃっ!」ダッゴロゴロ
猪「ブル!? ……フシュー」フラフラ
575: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:39:03.25 ID:7etX5rwK0
―洞窟―
竜『ふう、今日は学者も少女も来なくて久しぶりに静かな一日だった。思えばこれが俺の日常のはずなんだよな』
竜『……ちょっと外出てみようかな』ノシノシ
576: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:39:31.77 ID:7etX5rwK0
ダダダダダ!
少女「ひぅっ…………」
ゴオオオオォォ! シュパッ
577: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:40:08.14 ID:7etX5rwK0
竜『はい到着と』バサッ
少女「これほどまで地面に親しみを感じるのは初めてです…」ナデナデ
竜『そんなに空は怖いかい?』
578: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:40:46.20 ID:7etX5rwK0
竜『…なるほどね。じゃあ半分は俺の責任かな』
少女「そ、それは違いますよ! わたしが夜は危ないことを知ってて来たのが悪いんです」
竜『そうは言うけど…、うん、君はもうここに1人で来ちゃだめだ』
579: ◆yJ9Y64R876[saga]
2014/04/01(火) 19:41:13.31 ID:7etX5rwK0
♪不平等な命
竜『いいか! 君達は死んだらそこでお終いなんだよ! だからこそ自分を大切にしないといけないんだろ!! なんでそんな当たり前のこともわかんないんだよ君は!?』
少女「…はい」
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