過去ログ - 【とある】とある世界の禁魅演目【アイマス】
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4: ◆k9UBk5Z5fc[saga]
2013/09/30(月) 00:56:08.26 ID:mZVH2FMe0



俺は一瞬、自分の頭か耳のどちらかが馬鹿になったのかと思った。
ってか、うっぅ〜、って何?暗号?どこの国の言語?



「あぅ、え、えっとー………」

上条「………」


しばらくの間、女の子は何か困ったように俺を見つめていたが、突然はっ、とした表情をしたかと思うとすごい勢いで喋りだした



「す、すみません!どなたか知らないですけど私がこんな場所にいるのは複雑な事情が………い、今すぐ出て行きますから」


女の子はそう言うとわたわたと忙しなく体を動かしてベランダに身を乗り上げようとするが、体か小さい為かそれとも筋力が無いのか上手くいかず、鉄棒の上で身悶えていた。
その微笑ましい(失礼かもしれないがこう表現する)光景を目にした瞬間、俺は彼女のイメージに『小動物』を追加した。



それと同時に







グ、グウゥゥー……キュルル―――







と言うなんとも可愛らしい音が聞こえた。
具体的には彼女のお腹の辺りから。



上条「………」

「………」

上条「………」

「………うっ、うぅぅぅ」


つかの間を置いて、女の子は身悶えながら恥ずかしそうに、かつ可愛らしくその顔を下げた。


異常。そうとしか表現できない状況だが、コレまでの光景を見てきて何故だか、本当に何故か俺の中に渦巻くデビル上条は、普段はワンセットになっているはずのエンジェル上条にフルボッコにされていたのだった。

俺は、はぁ、とため息を付いて未だに手すりの上で身悶えている女の子に手を差し伸べる。
間違いなく不幸だし、絶対に厄介事に違いないし、是が非でも御免蒙りたい事態になっているはずなのに











後日、このときの俺の表情は、びっくりするほど優しかったと俺はその女の子から聞かされることになる。





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