過去ログ - 勇者「パーティ組んで冒険とか今はしないのかあ」
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638:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 22:34:09.93 ID:cFLa5SzBO


彼女の手だった。彼女は意識を取り戻していた。しかし、開いた瞳は濁っていて、どこを見ているのかすら判別がつかない。
そこで決心がついた。自身の能力を使う。彼女の身体の中へ意識を潜らせる。

以下略



639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 22:58:04.21 ID:cFLa5SzBO

なぜこんな場面で微笑う?

私はそんな疑問さえも声にできなかった。ただ、嗚咽を漏らすことしかできない。

以下略



640:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:01:18.72 ID:cFLa5SzBO


少女「結局、当初の勇者と魔王を混合した究極の存在を造るという、研究は人口の勇者と魔王を造るという研究に成り下がり、それすらも失敗した。
   国は半壊するまでに追い詰められた。その後の国の混乱期のことについては、あなたたちも知っているでしょう」

以下略



641:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:08:27.33 ID:cFLa5SzBO


少女「そもそもあなたたちは、例の研究機関について知っているのだから、だいたいのところは検討がついているんじゃないの?」

魔法使い「……人により近い魔物たち。人間奴隷の、補給制度。そして、例の研究機関」
以下略



642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:11:02.03 ID:cFLa5SzBO


僧侶「人材補給制度も、その研究の一環として利用されていたんじゃないのか?」

少女「鋭いわね。そう、人間奴隷を研究材料として使っていたわ」
以下略



643:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:25:29.41 ID:cFLa5SzBO


少女「あなたの言う通りよ。私が真実を語ったところで、やってきたことが変わるわけではないわ」

エルフ「ですが……いえ、なんでもありませんわ、陛下。続けてください」
以下略



644:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:40:39.56 ID:cFLa5SzBO


戦士「奴隷という立場は色んな意味で、実験に都合がいいね。しかも、この人材補給制度……大半が子どもだったらしいね。
   失敗しても公になることはない、そういうことだね」

以下略



645:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:43:40.30 ID:cFLa5SzBO


僧侶(人間から魔物になった者たち。
   つまり、元人間の魔物はこの魔界の人間と魔物の共存という形を作る上で、必要不可欠というわけか……)

以下略



646:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:50:30.59 ID:cFLa5SzBO


少女「最初は不思議で仕方無かった。けどね、あるときふと思いついたの。魔王と彼女は愛し合っていたんじゃないのかって」

僧侶「……魔王と女王が?」
以下略



647:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/12(火) 23:56:52.00 ID:cFLa5SzBO


男「オレに頼みごとって?  オレにできることなんてなんもないぞ」

少女「今はね。でも、時間をかければあなたなら、できるんじゃないのかしら。いいえ、できると思うの」
以下略



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