13: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:40:57.54 ID:uDlNoJil0
* * *
待ち合わせ場所。とある学区にある、目立つ噴水のある場所。なのだが、周りを見渡しても依然としてアリサの姿は見かけない。
それもそうだ。まだ時刻は8時43分。まだ15分以上の開きがある。
どう暇つぶしをしてくれよう、と考え出す上条だったが、そこで尻ポケットが突然震えた。携帯のバイブだ。
「ん、……アリサから電話? もしもし?」
『あっ、当麻くん。ごめんねー、ちょっと電車のほうにトラブル起きたみたいで。まだ駅なんだ』
「あー、そうなのか。どれぐらい遅れそう?」
『わかんない。ダイヤにどれだけ影響のあるトラブルなのかもよくわかってないし……バス停はこの辺りには……』
「あー、そっか……」
ここに来ての、『不幸』。
上条自身に降りかかったわけではないが、今の彼にしてみればそれも不幸のうちと言えるだろう。
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