過去ログ - まほ「みほが公式試合で私が好きだと言ったらしいのだが・・・」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 19:51:59.14 ID:qdXsAWWu0
「そうか……」

妹に母のことをどう思っているのか聞いたことはなかった。
聞いたところで、妹ははっきりと感情を出す子ではない。
何か思う所があったとしても、きっとその小さな胸に仕舞い込んでしまうのだろう。

妹と一戦を交える前まではそう思っていた。

今はどうだろう。
試合中のみほはとても凛々しく、みなを引っ張ると聞いている。
今のみほは母の事を納得しているのだろうか。

「私ね、やっぱり家が一番落ち着くんだ……」

「そう……一人暮らしは、大変だろう」

「うん、でも家を出たからこそ分かることあるんだね。離れても、離されてもここに戻ることができるって幸せだなあって思ったよ」

「私もこうやって、みほとまた話すことができるって思ったら離れていても寂しくはないな」

「お母さんもそう思ってくれてたら嬉しいな……」

私は胸が痛くなった。これが娘の母に対する言葉であっていいものだろうか。
この状態をつくりだしてしまっている私自身にも腹が立つ。

みほには自由を手に入れて欲しかった。
けれど、やはり母子という繋がりはいつまでも妹を西住に繋いでしまう。






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