過去ログ - まほ「みほが公式試合で私が好きだと言ったらしいのだが・・・」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 20:17:09.33 ID:qdXsAWWu0
「みほ……」

「お母さんのことね……やっぱり今でもよく分からないんだ……分かりたいのにね」

みほの声は震えている。

「血は繋がっているけれど、違う人間だから。考えが分からないのは、仕方がないんだろう……だから、言葉で伝える。あの人はそれができない。不器用なんだ……と思う」

「うん、そうなのかもね……」

「みほ、周りの事はもう気にするな。お前は、お前の道を行きなさい」

冷たい金属の中で、命令ばかり出していればいずれ私もああなるのだろう。

「ふふッ、前から思ってたけど、お姉ちゃんってお父さんみたい」

「……さあ、知らないな」

「お姉ちゃんがそうやって、いつも背中を押してくれるから、私、今こうやって笑って戦車道を続けていられるんだと思う」

「……違うよ。仲間がいたから、そうだろう?」

妹の自由の翼が私だったとしたら。そうだったなら、まだみほは地べたを鶏のように走り回っていたに違いない。
私は鎖にしかなれない。みほのやり方を肯定できないのだから。

「それも大事。でも、一番はお姉ちゃん。お姉ちゃんっていう西住流がやっぱり私の基本で、支えになってるの。今もこれからも、だって私、西住まほの妹だもん」

「なんだそれ……はは」

「えへへ」



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