過去ログ - 少年「それが、僕の名前……」
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512: ◆tsRpeCzooQ[saga]
2013/11/18(月) 17:47:22.43 ID:fsAm89Rd0


容赦なく踏み込んでくるセムに驚いたが、

別段勘ぐるような風でもなく、庭園を見ながらふっと紡がれた言葉だった。

本当に気になるのか何を思って聞いたのかと考えたが、クルトは止めた。


クルト「(そんなに深い意味で聞いたわけじゃない。けど、気に掛けているのは分かる)」

クルト「(今更だけど本当に不思議だ。以前と違うのは誰から見ても確か……)」

クルト「(だけど相変わらず、何だろう……ふわふわしてる)」


と、セムを観察する。


何も考えていないようでもあり、何かを秘めているようでもある。

存在、その輪郭がはっきりしたと思えば、どこか捕らえ所のない感を醸し出している。


そんな事を考えながら歩いていたが橋に差し掛かった時、セムは突然足を止めた。


クルト「どうしたんだい?」

セム「この池にいる魚はなに?」




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