513: ◆tsRpeCzooQ[saga]
2013/11/18(月) 17:48:26.00 ID:fsAm89Rd0
橋を潜り悠々と泳いでいる鯉を指差して訊ねる。
誰が餌をやっているのか分からないが、鯉が隠れたりしないのを見ると、随分と人に慣れているようだ。
クルト「鯉だね。随分大きい、もう三・四十年くらい生きてるんじゃないかな」
セム「そんなに? 長生きだ」
クルト「ははっ、そうだね」
セム「クルト」
クルト「どうしたんだい?」
セム「あそこに金色のがいる、他のよりもっとでかい」
この池にいる鯉は全て立派なものだが、セムが指差した先には更に一回り大きな鯉がいた。
夕陽を浴びて金色に光る姿は美しく、二人は揃って息を呑んだ。
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