過去ログ - 「これがあなたの為なの」その真相は!
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/12(土) 00:09:03.62 ID:vv/3fRHo0
第四話 失っていた物

「あなたにいい事を教えてあげる。」
そう言うとその声は続けてこう言った。
「あなた、声を失ってるみたいよ」

僕は何を言われたのかわからなかった。
だって、さっきからずっと喋っていたじゃないか。
この誰かわからない声が話しかけて来る前から、僕は独り言だって
、今だってこんなに僕には自分の声が聴こえているのに

「わかっていないようね」

謎の声は続けた
「あなたは私の実験のモルモットだった。その過程で声を失ったようね。」

(実験?モルモット?何を言ってるんだ?)

「私の実験成功した。声を失ったこと以外はね。」

(成功ってなんだよ、僕に何をしたんだ、声を失っている時点で成功って言えるのか?)

僕は頭がおかしくなりそうだった。
こんなに混乱したのは今までなかった。
頭が真っ白になって僕は倒れた。

「ふふっ。次に目覚めた時に全てを、今はねむりなさい」



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