166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/07(土) 14:13:09.01 ID:Ok4hVmS10
クラリッサ『そんな事より聞いてくれ』
千冬「国際レベルの問題をそんな事、の一言で片付けるな。かなりの事態だぞ」
クラリッサ『いいから聞けよ、ラウラと隊員達との微妙な隙間が埋められないんだよ………』
千冬「分からん事もない。あいつは常に誰かと話す時、壁を一枚隔てているようだったからな」
クラリッサ『確実に近くにはきていはいるんだが………まだ遠いんだ。そういえば………一夏と話す時はそうでもなかったように見えッ………ッッッ!!』
クラリッサ『まさかッ!?ラウラに春が来ーーーー』
千冬「それはない。安心しろ」
クラリッサ『どうしてだ?あんな事をしたのにか?』
千冬「あいつは、決してそんな眼で一夏を見てはいなかった」
クラリッサ『じゃあ一体何が………?』
千冬「さあな………私は帰る前ぐらいかに話をしてそれっきりだ」
クラリッサ『話?どんなだ』
千冬「ただのくだらん話だ。何故あなたはそんなにも強いのですか?と聞かれたから答えただけだ」
クラリッサ『………何て答えたんだ?』
千冬「お前には、私が強く見えるのか?とそこから………色々とな」
クラリッサ『そうか………すまんな、そろそろ仕事に戻るよ』
千冬「ああ、そうか」
クラリッサ『最後に一つ、こんな歌がある』
クラリッサ『この燃え盛る炎に私は立ち向かう。そうしなれけば、この身は炎に灼かれて朽ち果て、私の全ては失われてしまう』
クラリッサ『私は、それへと引っ立てられる。私はそれを追い越した先に待つものを知っている。それは運命が私に死すべくなのか、それとも生きるべくなのかを糾弾するように』
千冬「……………ハッ………ハハハッ…………ハハハハハハッ!アッハッハッハッハッ!」
クラリッサ『何だ、何がおかしい』
千冬「はあ………なんて歌詞だ、それは一体どこのどいつ作った歌なんだ?」
クラリッサ『ハン、知らんな、どっかの能天気ちゃんが気分で作ったものだろうな』
千冬「ハッハッ………まったくお笑いだな」
クラリッサ『おいおい、こっちは真面目に言ってたんだぞ?』
千冬「なら、もう少し口が上手くなれよ」
クラリッサ『私の言いたい事はみーんな歌詞になってるんだ』
クラリッサ『ま、いいさ………じゃあな』
ツーツーツー
千冬「………」
千冬「炎、か………」
千冬「まさにその通りだ」
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