過去ログ - 苗木「過ぎ去りし日々の思い出」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/15(火) 00:27:47.10 ID:B7daABnoo

澪田「待つっす!」

 澪田さんが、後ろから声をかけます。

石丸「……なんだい」

澪田「唯吹は、あの時……少しだけ、自分を曲げてしまいそうになったっす。友達が酷い目にあってるのに……助けて、あげられなかったかもしれないっす」

 そう言って澪田さんは、腕の中の女の子を守るように、ぎゅっと抱きしめます。当の女の子は、まだ状況がよくわかっていないようでキョトンとした顔をしてるけど。

澪田「今まで、唯吹は真面目になるって、自分を曲げることだ、って思ってたけど……真面目だから、人とぶつかることもあるんっすね。それでも、アンタはそれを貫き通してきたんっすね」

石丸「…………」

 石丸くんは何も答えず、ただ、黙って澪田さんの言葉を聞いていた。

澪田「唯吹は……個性的なヤツ、好きっすよ。それで、他の人から疎まれることになっても、自分を貫き通してるヤツは……風紀委員は好きになれないけど。アンタのことは、嫌いじゃないっす」

石丸「……なにか困ったことがあったら、一年の教室に来たまえ。この石丸清多夏、希望ヶ峰学園の生徒のためなら助力を惜しまない覚悟だ!」

 そう言って石丸くんは、いつもと同じ、キビキビとした足取りで歩み去っていくのでした。



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