過去ログ - 一方通行「とある低能力者の鈴科百合子」上条「はいはいダウト」
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5:昨年 秋[saga]
2013/10/16(水) 15:32:14.87 ID:/fNdGVZf0
>>2 ご期待に添えるよう頑張ります




とある研究施設。

一方通行は研究者と向かい合っていた。


「レベル5第三位、超電磁砲のクローンを2万体を2万パターンの戦闘方法で殺害することで君はレベル6になることができる。
 もちろん報酬もはずもう」


提示された数字は、国の国家予算に匹敵するのではないかというほどの巨額である。
しかし一方通行はその額を見てもなんのリアクションも起こすことはない。


「レベル5のクローン2万体と戦えってェ?」

「残念ながら、クローン体ではレベル3までしか能力が発現しないことが確認されている」

「ふゥン……しかし人殺しをしろたァ、随分と愉快な話じゃねェか」

「あくまで実験動物、君が気に病む必要はない。機材さえあればいくらでも作ることのできる生き物もどきだ」


研究員は期待に満ちた瞳で一方通行を見た。
それはまるで純粋な子供のように知識欲に溢れている。
ただ、中身はひどく生臭くはあるが。


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