過去ログ - 真「ボクは雪歩の何になれるのか」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/16(水) 21:48:53.57 ID:2tUqkwsno
「味が何て言うか、濃すぎず薄すぎず……淹れ方も全然違ってたし」

「菊地さんはよくお茶淹れるの?」

「うん。暇なときは。でも、薄かったり濃かったりするんだよね。
 あんまり美味しくないし」

「へぇ……」

萩原さんは自分の湯呑を口にあてて、ゆっくり飲んだ。
僅かに上下する喉をボクが見ているのに彼女は気付き、不思議そうに小首を傾げた。

ごまかすように、かねてから用意していた提案を彼女に差し出す。

「……萩原さんさ、その、今更かもしれないけど、ボクのこと呼び捨てて構わないからね。
 同い年なんだし」

「うん、分かった。ありがとう。えと……真ちゃん」

「ま、真ちゃん……」

くすぐったくて思わず苦笑いすると、萩原さんは少し慌てた。


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