過去ログ - みく「みくは今、とても幸せです、にゃ」
1- 20
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:55:45.15 ID:U8U4QZT20
 はぁ、と溜息が洩れる。

 友達が嫌いなわけじゃない。

 みんな良い人ばかり。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:58:02.03 ID:U8U4QZT20
幸子「プロデューサーさん、いつになったらボクをデビューさせてくれるんですか? もう完璧じゃないですか。最初から完璧でしたけど」

 彼の近くに小さな女の子がいた。

 会話から察するに、あの子があのプロデューサーの事務所に入ったアイドルみたい。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:59:19.87 ID:U8U4QZT20
 あの人は変態さんだった。

 そう思わずにはいられない。

 でも……
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 18:59:54.98 ID:U8U4QZT20
 無意識の内に、ポケットに手を入れていた。

 指先に伝わる、硬い紙の感触。

 どうする?
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:01:45.68 ID:U8U4QZT20
 正直、今でも怖い。

 また同じ事を繰り返すんじゃないか、って。

 でも、でもやっぱり、みくはアイドルになりたい。
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:04:15.27 ID:U8U4QZT20
 教えて貰った事務所に、早速来た。

 電話に出た女の人は、みくの事を知っていたみたいで、すんなり話が通った。

 それこそ、拍子抜けするくらい。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:07:08.21 ID:U8U4QZT20
 少し固く、お世辞にも良いソファーとはいえない。

 事務所も、予想以上に小さくて、事務用の机が二つしかなかった。

 隣に部屋が続いているみたいだけど、物置とかそんな類かな。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:08:11.46 ID:U8U4QZT20
ちひろ「お茶は温かいのと冷たいの、どちらがいいですか?」

みく「猫舌だから、冷たい方がいいにゃ」

ちひろ「わかりました。じゃあちょっと待ってて下さいね」
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:09:21.80 ID:U8U4QZT20
 すぐにちひろさんは戻って来た。

 手にはお盆があり、涼しげな丸いコップが乗っている。

 どうぞ、と目の前に置かれたコップは、氷がぶつかり合い、甲高い音を立てた。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:12:53.28 ID:U8U4QZT20
 遡る事、みくがプロデューサーと再会した前日。

 みくが事務所でどういう扱いを受けて、なにをしていたかを知った日、プロデューサーは電話を握り締めた。

 無論、みくの事務所に電話をかけるため。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/17(木) 19:14:27.39 ID:U8U4QZT20
ちひろ「私、プロデューサーさんとの付き合いはそれなりに長いのですが、あんなに怒った所は初めて見ましたよ」

 そう語るちひろさんに、怖かった、というような様子はない。

 逆に、嬉しそうですらあった。
以下略



76Res/41.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice